楽しい夏休みを過ごすためのカギとなる「親子でつくる夏のスケジュール」をご紹介します! 【小川先生に聞いてみたシリーズ第2弾】【前編】
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楽しい夏休みを過ごすためのカギとなる「親子でつくる夏のスケジュール」をご紹介します! 【小川先生に聞いてみたシリーズ第2弾】【前編】

もうすぐ夏休みが始まる時期ですが、過ごし方は決めましたか?
親にとっても、子どもにとっても充実した夏休みとなるよう、今回は、「小川先生に聞いてみたシリーズ」第2弾として教育のプロである小川大介先生に夏休みについてお話を聞いてきました。

前編では、夏休みのスケジュールの立て方や宿題の進め方を教えてもらいます!

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【プロフィール】小川大介 
京大在学中より大手塾で看板講師として活躍後、中学受験プロ個別指導塾を創設。6000回を超える面談を通して子どもが伸びる秘訣を見出す。受験学習はもとより、幼児低学年からの能力育成や親子関係の築き方指導に定評があり、幼児教育から企業での人材育成まで幅広く活躍中。『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』(KADOKAWA)、『自分で学べる子の親がやっている「見守る」子育て』(同)など著書多数。


◆夏休みを特別な時間にしていくために意識したいこと
「夏休み」って、何か特別な感じがしますよね!子どもの頃、「いつもならできない特別な体験ができそう♪」「思い出の夏にしよう!」「勉強をがんばって力をつけるぞ!」といったように、わくわくされていた方が多いのではないでしょうか。

ところがどうでしょう。夏休みが終わるころになって、「こんなはずじゃなかった・・・」と物足りなさを残しながら、宿題の残りを大慌てで片付ける羽目になってしまった経験はありませんか?
今も昔も変わらず、こういった話は子どもたちからよく聞きます。

なぜこんなことが起きるのかというと、「40日間」という時間サイズが子どもにとっては大きすぎて、「時間がいっぱいある」という漠然とした気分だけが生まれて、かえって何も思いつかなくなってしまうのです。

そこで大切になってくるのが、“夏休みに入る前の親子会議”
お互いに今年の夏をどのように過ごしたいのか考えを出し合って、家族の過ごし方をある程度「見える」ようにしていきましょう。
この時のポイントは、最初に、お子さんに「この夏はどう過ごしたいの?」と聞くこと。夏休みに対して子どもが抱いている、期待感や願望をまずは聞いてみてください!
親主導で進めようとすると、どうしても「タスク消化型」の計画に陥り、夏が始まる前にモチベーションがダウンしたり、親への反発心が芽生えたりしかねません。ですから、まずは子どもの期待を聞いた上で、親子で一緒に考えるようにするのがコツです。

◆夏休みの捉え方が重要!夏休みは4ターム制
さて、親子で夏休みの過ごし方を話し合っていくわけですが、その際におすすめしたいのが、子どもにとってイメージが湧きやすいサイズに分割する=「夏休みを4タームに分ける」ことです。タームごとにメリハリをつけた計画を立ててみてください。

<例>
第1ターム:〜7月31日
第2ターム:8月1日〜8月10日ごろ
第3ターム:家族のお盆期間(親の夏季休暇期間)
第4ターム:〜8月25日

合宿や旅行など、事前に決まっている予定を考慮しながらターム分けしていくことをおすすめまします。(ご家庭によっては3タームにしても◎)

ターム分けができたら各タームのテーマを決めていきましょう!
たとえば、

[第1ターム]宿題全力スタートダッシュ!
[第2ターム]大好きなサッカーに熱中する!
[第3ターム]家族仲良く思い出の夏!
[第4ターム]やり残したことに一つでも多くトライ!そして2学期へ

といったテーマ構成なら、宿題への意識が保ちやすい第1タームにできるだけ進めてしまって、第2と第3に夏の満足感を最大限に膨らませ、第4タームで残りの夏休みを充実させ、宿題の残りも仕上げて2学期へリズムを整えていく、というストーリーになります。
お子さんの性格によってはテーマをここまでダイナミックに変えることはせず、コンスタントに勉強も、遊びも楽しんでいく穏やかなストーリー展開を選ぶのも良いと思います。

テーマが決まったら、具体的にはどのようなことに取り組みたいのかを書き出していきます。

[第1ターム]
・算数のワーク 40ページの内30ページは終わらせる
・国語のワーク 半分終わらせる
・自由研究のテーマを考える
・理科の生物分野の知識覚え直しをする
[第2ターム]
・友達とサッカーをする
・サッカーの試合映像を見る  
・好きなゲームをする(やりすぎ注意)

話し合いを行う際のコツは、親御さんは基本的には、お子さんに「何をしようか?」「他にしておきたいことは何?」などと、問いかける側に回ることです。お子さんに案を出させてあげてから、宿題の抜けがないか、取り組む予定だったことが忘れられていないかを確認してあげてくださいね!

夏の過ごし方が具体的にイメージできるようになってきたら、次はいつでも振り返れるよう、予定をカレンダーに書き込んでいきましょう!

<おすすめの工夫方法>
・7月と8月のカレンダーを壁に2枚貼りする
・タームごとに色を変えて枠囲いして、夏のストーリーを感じ取れやすくする
・子どもだけでなく、親の予定も書き入れるようにする

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このように夏休みの具体的なイメージを親子で話し合い、すり合わせながら形にしていくことは、わが子の姿を改めて見つめ直す時間にもなります。気づかぬうちに成長している点を見つけたり、今の関心事がどこにあるかが分かったりしますよ♪

【注意】親子会議は、“夏休みに入る前”にやりましょう!
学校があるうちは子どもの生活に一定の規則正しさが保たれていますから、計画を立てていく頭も働かせやすいのです。つい、「夏休みに入って時間ができたところで考えよう」と先送りしがちですが、学校が休みになればどうしたって子どもは気持ちがゆるんでしまいますので注意です。

夏休みの宿題スケジュールの立て方
楽しいはずの夏休みですが、子どもにとっても親にとってもストレスになりやすいのが、夏休みの宿題。
「40日で割ったら一日あたりはちょっとだけなんだから、少しずつやりなさい」と均等割りの計画を立てるご家庭も多いようですね。

が、ちょっと待ってください!夏の宿題を均等割りで進めるのはオススメできません!

夏休みが始まったばかりの時は、「がんばってやらなきゃ」という思いが頭にありますが、1週間も経てば、夏休みを楽しみたい思いが勝って、遊んだりのんびりしたりに心が持っていかれてしまい、8月に入った頃には宿題はペースダウンしています。

だから、夏の宿題は「スタートダッシュ」が重要なポイントなんです!

ただし、量や種類にもよりますが、なんでもかんでも早めに終わらせるべき!というわけではありません。

■7月中に終わらせてしまうべき宿題
ワークブックなど集中して取り組めてしまうもの
■日々コツコツ
絵日記や朝顔の観察日記、計算練習や漢字練習など。

計算練習や漢字練習は、早く終わらせてしまった方が良いのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これらは2学期スタートに向けて、勉強するという感覚を鈍らせないために、毎日均等に取り組むことをおすすめします。一気に片付けてしまうのは、それ以外のメニューということです。

つまり、実際は8月にも宿題を割り振っていくことになりますが、先ほどの第2タームと第3タームはどうしてもペースダウンするでしょう。でも大丈夫です!第4タームになればさすがに残りが気になるので、宿題も再稼働しはじめます。

特にラスト3日は、子どもの感覚でも「やばい!」と感じられる日数サイズなので、がんばってくれます。ポジティブに考えれば、ラスト3日の追い込みは2学期が始まってからの学校学習へのリハビリ期間でもありますから、応援してあげてください。

このように、中だるみすることも織り込み済みにしておくと気が楽ですよ!

次回【後編】は大人も子どもも悩ませる「作文・読書感想文」「自由研究」の攻略法をご紹介します!

~更新は8月初旬日予定です~

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